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物語編

第二章 第四七話 概念編

第二章    練神還虚
第四七回 有為 の裏に 無為

 

有為は、我を持って、行を為していること
無為とは、和を以って、行を為していること
有為は、自我が有るため、結果に捕われている
無為とは、自我が無いため、結果に囚われてない

 

虚無は、何も無いため、気が流れないこと
無作為は、無に返るため、何も為さないこと
欲を持ちたい、得を選びたい、徳を重ねたいは
有為であり、為すべきでないと、無作為に徹する

 

虚空は、何が有っても、気が滞らないこと
無頓着は、空に還るため、何も拘らないこと
欲を持とうと、得を選ぼうと、徳を重ねようと
無為であり、拘らなければいい、無頓着に徹する

 

練神還虚とは、神を練って、虚に還ること
大いなる徳をして、大いなる道に変えていく
有為の段は、道に捕らわれて、無に返っていき
無為の階では、道に囚らわれず、空に還っていく

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