物語編
第二章 第四八話 概念編
第二章 大器晩成
第四八回 天才 の裏に 秀才
天才は、徳を欲に変える、先天の才のこと
秀才とは、欲を徳に換える、後天の才のこと
先天の才は、先に労してなく、才を弄しやすく
後天の才では、先に労していて、才を弄しにくい
先天の才は、徳を得に変え、先に得をする
得を知り、損を知らないため、道を弁えない
楽を弄して、苦が生まれる、悪い型となるため
徳が摩り減り、欲が多くなり、尻窄まりに衰える
後天の才は、損を徳に変え、後で得をする
損を知り、得を知らないため、道を弁まえる
苦を労して、楽が生まれる、良い型となるため
欲を乗り越え、徳が高くなり、末広がりに栄える
大器晩成は、楽しい生は、小さな器であり
堪え忍ぶ、苦しい生は、大きな器となること
小器の段は、楽を弄する、命を選んで生まれて
大器の階では、苦を労する、命を択んで埋まれる