物語編
第二章 第五七話 概念編
第二章 易姓革命
第五七回 姓 の裏に 名
姓は、縦から与えられる、生の意味のこと
名とは、横から授けられる、生の意味のこと
姓は、親から銘じられて、子が守るものであり
名とは、他から銘じられて、我が護るものである
天の命は、親が果せないと、子に継がれる
同じ血が流れる、親と子には、同じ型があり
親は、子を育てることで、自らの氏名を省みる
つまり、子を利することは、我を律するに等しい
天の命は、他が果せないと、我に継がれる
同じ地に生きる、他と我には、同じ型があり
我は、他を育てることで、自らの使命を省みる
つまり、他を利することは、我を律するに等しい
易姓革命とは、姓を変えて、命を革ためる
天命は、縦で追えないと、横でも負えること
姓の段は、子を守りながら、命を護ろうとして
名の階では、他を護りながら、命を守ろうとする