第六章　　　　信愛の瑜伽
第四二回　親愛　の裏に　信愛

親愛は、我を愛するよう、他を愛すること
信愛とは、我を忘れるよう、神を愛すること
親しい愛は、善を積み重ねて、業を移し変える
信じる愛では、徳を積み重ねて、業を乗り越える

親愛とは、横の方に向かう、地の愛のこと
隣人の愛で、他を愛するよう、我を愛される
他を愛すると、善く認めるため、業が善くなり
他を愛さないと、悪く認めるため、業が悪くなる

信愛とは、上の法に向かう、天の愛のこと
信仰の愛で、神を愛するほど、我が消される
神を信じると、我を離れるため、罪が軽くなり
神を信じないと、我に塗れるため、罪が重くなる

信愛の瑜伽とは、バクティのヨーガのこと
広く人を愛すると、深く神を愛すようになる
親愛の階においては、他を愛して、罪を浄める
信愛の段階においては、神を愛して、罪を越える