物語編
第六章 第四四話 概念編
第六章 奉仕の瑜伽
第四四回 旧約 の裏に 新約
旧約は、獣を超えて、人に至る教えのこと
新約とは、人を越えて、神に到る教えのこと
旧約を果すと、悪趣を超えて、人間界に到って
新約を遂げると、善趣を越えて、梵天界に達する
人界は、自尊を司る、胸の位の車輪であり
悪趣とは、欲望を司る、胸以下の世界である
欲に塗れる、悪趣の魂を、人間の界に誘うため
旧約では、汝らは選民だと、自尊心を植え付ける
梵天は、出離を司る、頭の頂の車輪であり
善趣とは、慢心を司る、胸以上の世界である
慢に溺れる、善趣の魂を、梵天の界に導くため
新約では、汝らは蝮の子と、自尊心を打ち壊わす
奉仕の瑜伽とは、バクティのヨーガのこと
神と契約を交わし、神の計画に参加すること
旧い契約においては、下位の煩悩を超えさせて
新しい契約においては、上位の煩悩を越えさせる