物語編
第六章 第五九話 概念編
第六章 アマテラス
第五九回 請願 の裏に 誓願
請願は、欲を適えるために、神に願うこと
誓願とは、欲を越えるために、神に誓うこと
当り前と思うと、歓喜の想いが、外に流されて
有り難いと想うと、感謝の思いが、内に現われる
自我崇拝は、優れたものに、神を見ること
魔は、善いものを授けて、悪いものも与える
つまり、悪を滅するために、神に祈っていると
神を騙る、魔に掬われて、大いなる欲に誘われる
自然崇拝は、全てのものに、神を見ること
神は、悪いものを与えて、良いものも授ける
つまり、悪を愛するために、神に祷っていると
押し黙る、神に救われて、大いなる徳に導かれる
アマテラスとは、万物を照らす太陽であり
敵と味方を分け隔てず、遍く照らす神のこと
敵を憎み、岩戸を閉すと、当り前の地獄となり
敵を愛して、岩戸を開くと、有り難い天国となる