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物語編

第六章 第六十話 概念編

第六章    キリスト
第六十回 人法 の裏に 神法

 

人法は、人を中心に据える、カルマのこと
神法とは、神を中心に据える、ダルマのこと
人法は、すべての思いが、我が下に返って来て
神法では、あらゆる想いが、神の元に還って行く

 

応報は、人から人に返る、欲の報いのこと
人に為されたことを、人が為したと考えると
我が人を感じたように、彼も感じるようになる
因果の応報を繰り返して、人界に罪が重ねられる

 

朗報は、人から神に還る、良き報せのこと
彼に為されたことを、神が為したと考えると
我が神を観じたように、彼も観じるようになる
歓喜の朗報を宣べ伝えて、人界の罪が贖なわれる

 

キリストとは、すべてを神の御心のままに
応報を朗報に変えて、地上に天国を現すもの
人が彼に報いたことは、遍く地に広がり続けて
彼が人に報らせたことは、後の世に繋がり続ける

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