物語編
第六章 第六一話 概念編
第六章 万教同根
第六一回 正教 の裏に 異教
正教は、多数が修める、正しい教えのこと
異教とは、少数が行じる、異なる教えのこと
正教は、異教を先ず排する、聖なる教えであり
異教とは、正教が後で拝する、次なる教えである
縦糸とは、引き上げる、正しい教えであり
旧なる契約、突き詰める、基本の教えのこと
進んで順がう、内なる者に、優しい教えであり
自ら従がわない、外なる者に、厳しい教えである
緯糸とは、横に伝える、異なる教えであり
新しい契約、受け容れる、発展の教えのこと
進んで修める、内なる者に、難しい教えであり
自ら治まらない、外なる者に、易しい教えである
万教同根は、あらゆる教えは、根は同じく
正教が究められると、異教に極められること
神の道は、欲に合わせて、多くの道に分かれて
惟神の道で、欲を合わせて、一つの道に合わさる