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物語編

第六章 第六三話 概念編

第六章    万民同祖
第六三回 人民 の裏に 神民

 

人民は、神を忘れて、我に疲れる民のこと
神民とは、我を忘れて、神に仕える民のこと
人民は、不安に包まれて、欲に頼るようになり
神民らは、安心に囲まれて、欲を断つようになる

 

外に神を求めると、他と比べるようになり
我が神だけ正しいと、突き詰めるようになる
上の者から救われるが、下々の者は救われない
選民思想に被われて、頂点を志す、三角形を描く

 

内に神を求めると、他が気にならなくなり
他の神まで正しいと、受け容れるようになる
誰もが役を演じていて、救われない役など無い
万民思想に覆われて、水平に並ぶ、正円形を描く

 

万民同祖は、交代して、選民を演じるため
選民が究められると、万民に極められること
選民の段は、人の上に立とうと、神を外に望み
万民の階では、人の役に立とうと、神を内に臨む

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