物語編
第一章 第二八話 概念編
第一章 普遍性
第二八回 無理 の裏に 合理
無理は、良く解ることに、臨んでないこと
合理とは、良く解ることを、望んでいること
無理は、時間軸が歪んで、実感が克されること
合理とは、時間軸が直って、実感が復されること
無理は、主観的に解し、時間が溜まること
好きな論は解しても、嫌いな理は解さないと
好きは嫌いを見とめず、嫌いは好きを認めない
即ち、矛盾が埋め込まれ、時間が短く切れていく
合理は、客観的に解し、時間が流れること
好きな理を解すだけ、嫌いな論も解するなら
嫌いは好きを認とめて、好きは嫌いを見とめる
即ち、矛盾が掘り起され、時間を長く繋げていく
普遍性は、通らないほど、徹るようになる
無理が究められると、合理に極められること
無理の段は、思いのままに、我を通そうとして
合理の階では、在りのままに、筋を通そうとする