物語編
第一章 第三三話 概念編
第一章 相似性
第三三回 型 の裏に 形
型は、空の器であり、上位のイデアのこと
形とは、中の身であり、下位のリアルのこと
型は、形に埋まれている、共通する性質であり
形とは、型に生まれている、分化する性質である
感性は、狭い意味に限る、形を感じること
直感とは、浅い意識に現る、形を悟れること
知性により、多様なる因果を、知り得ないなら
悟性によって、深遠なる条件を、悟り得なくなる
理性は、広い意味を含む、型を解すること
直観とは、深い意識に潜む、型を悟れること
知性により、多彩なる因果を、知り得たならば
悟性によって、普遍なる条件を、悟り得てしまう
相似性は、部分の中に、全体が隠れている
部分が究められると、全体に極められること
多くの形を解するほど、大きな型を介していき
大いなる型を観じるほど、多くの形を感じていく