物語編
第一章 第三四話 概念編
第一章 実感性
第三四回 実感 の裏に 時間
実感は、原因から結果を、固めているもの
時間とは、原因から結果に、変えているもの
実感は、因と果が固まるほど、湧くものであり
時間とは、因と果が異なるほど、刻むものである
知性では、粗い型を見て、細かい形を知る
曖昧な形が、解った実感は、狭く湧き上がり
明確な形ほど、解った実感は、広く涌き上がる
良く解ると、現在の実感が、過去の時間に変わる
悟性では、違う形を見て、等しい型を悟る
特殊な型を、悟った実感は、浅く涌き上がり
普遍な型ほど、悟った実感は、深く湧き上がる
良く悟ると、過去の時間が、現在の実感に換わる
実感が生まれるとき、時間が埋まれている
時間のない実感もなく、実感なき時間もない
解る実感は、現在の時間に限り、比べて小さく
悟った実感は、過去の時間が集り、較べて大きい