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物語編

第一章 第三六話 概念編

第一章     現実性
第三六回 幻想 の裏に 真実

 

幻想は、条件が狭い、崩れ易い現実のこと
真実とは、条件が広い、壊れ難い現実のこと
幻想は、低次から捕えて、片方の現実を選べる
真実では、高次から捉えて、両方の現実を択べる

 

空から見ると、地球は球面が、現実であり
地上から見ると、地球は平面が、現実である
例えば、球面説は認めても、平面説は認めない
幻想とは、条件が見えず、片方しか捕えないこと

 

地から見ると、天が動く説が、現実であり
太陽から見ると、地が動く説が、現実である
例えば、天動説も見とめて、地動説も見とめる
真実とは、条件が見えて、両方を捉えられること

 

幻想にせよ、真実にせよ、現実に他ならず
成り立つ、条件が多いほど、真実に近くなる
幻想は、条件が変わると、実感から冷めていき
真実では、条件が換わると、実感から覚めてくる

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