物語編
第一章 第三七話 概念編
第一章 正常性
第三七回 正常 の裏に 異常
正常は、陽を捉えて、常であると見ること
異常とは、陰を捕えて、常でないと見ること
たとえ、正常と捉えようと、異常と捕えようと
常に、囚われていることには、微塵の違いもない
意識をして、現実であると、反復するとき
無意識をして、現実でないと、反復している
現実が生まれて来ると、非現実が埋まれて行く
即ち、現実の軌跡こそが、非の現実の軌跡である
意識により、現実でないと、反覆するとき
無意識により、現実であると、反覆している
現実が埋まれて行くと、非現実が生まれて来る
即ち、非現実の軌跡こそ、非現実的な奇跡である
現実は、表に造られる、正なる軌跡であり
非現実は、裏に作られる、異なる軌跡である
たとえ、非現実であろうが、反現実であろうが
一度、それが起きてしまえば、聖なる軌跡である