物語編
第一章 第三八話 概念編
第一章 共有性
第三八回 論理 の裏に 感情
論理は、ロゴスであり、因果の関係のこと
感情とは、パトスであり、因果の実感のこと
論理は、共有が可能であり、外に表われるもの
感情とは、共有が不能であり、内に現われるもの
我が見ている赤色と、他が見ている赤色は
同じ波長であると、論理は共有が可能である
その一方、どれだけ、因果を共有したとしても
赤と赤の質感が、違う可能性は、否定が出来ない
我が見ている赤色と、他が見ている青色は
違う波長であると、因果は共有が可能である
その一方、どれだけ、論理を共有したとしても
赤と青の実感が、同じ可能性は、否定が出来ない
共有性とは、自と他が、共有が出来ること
外の物は共有できて、内の者は共有できない
論理は、空間に表れるため、共有が可能である
質感とは、時間に現れるため、共有が不能である