物語編
第一章 第四五話 概念編
第一章 苦楽性
第四五回 楽 の裏に 苦
楽は、望んでいるために、実感が濃いもの
苦とは、臨んでないために、実感が薄いもの
時間とは、実感を得るために、要する間であり
時間は、臨まないと長くなるが、望めば短くなる
楽とは、望んでいるため、早く過ぎるもの
その逆に、臨んでなければ、遅く過ぎるもの
楽を望むと、時が早く過ぎて、飽きを迎え易い
楽を与えると、時が遅く過ぎて、飽きを向え難い
苦とは、臨んでないため、遅く過ぎるもの
それ故に、望んでいるなら、早く過ぎるもの
苦に臨むと、時が早く過ぎて、空きを向え易い
苦を避けると、時が遅く過ぎて、空きを迎え難い
苦楽性は、楽が生まれると、苦が産まれる
楽しみが生まれると、苦しみが埋まれること
望んでいると、苦にせよ、楽にせよ、早く進み
臨んでいないと、楽にせよ、苦にせよ、遅く進む