第一章　　　　　自我性
第五十回　自由　の裏に　平等

自由は、意志を持って、原因を選べること
平等とは、意思を以って、結果を択べること
人は、生まれながらに、自由にして平等である
しかし、活きながら、不自由にして不平等になる

自由とは、責任を負える、正の自由であり
悪自由とは、責任を逃れる、負の自由である
逃げ続けると、追われ続けて、不自由に変わる
責任を負う限り、生まれながら、人は自由である

平等とは、変化に委ねる、正の平等であり
悪平等とは、変化を歪める、負の平等である
何処か均すと、何処か歪んで、不平等に変わる
変化に臨む限り、生まれながら、人は平等である

自業は、自らの原因は、自ら選られること
自得とは、自らの結果は、自ら得られること
自業自得を見とめると、自由と平等は補完して
自業自得を見とめないと、自由と平等は矛盾する