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物語編

第一章 第五二話 概念編

第一章     意思性
第五二回 平等 の裏に 変化

 

平等は、状態を持って、対等に捕えること
変化とは、過程を以って、対等に捉えること
仮に、平等を望むなら、変化に臨むべきであり
反対に、変化に臨むなら、平等を望むべきである

 

畢竟、変化なき平等は、不平等に過ぎない
たとえ、変化に臨まずに、平等を望もうとも
自ずから、誰も変わらない、不平等と違わない
変化を望む、平等こそが、不平等なき平等である

 

必竟、平等なき変化は、無変化に過ぎない
たとえ、平等を望まずに、変化に臨もうとも
自らには、誰も倣らわない、無変化と違わない
平等に臨む、変化こそが、無変化なき変化である

 

平等が生まれるとき、変化が埋まれている
変化のない平等もなく、平等なき変化もない
人は、生まれながら、変化に臨む平等を有して
誰でも、原因を選ぶと、相応の結果が返ってくる

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