マサシ　欲擒姑縦（ヨクキンコショウ）とは？

アキラ　欲擒姑縦は、三十六計の十六計であり、
　　　　捕えたければ、その前に逃しておくこと。
　　　　好きにさせると、相手に虚が生まれて来て、
　　　　好きにさせないと、相手に実が産まれて来る。

マサシ　我（ワレ）は、どういうものですか？

アキラ　我とは、思いのままに、動かせるもの。
　　　　もし、他を頼らずに、自らに依るならば、
　　　　初めは動きにくく、後から動きやすくなる。
　　　　責を我に帰するほど、我が大きく優しくなる。

マサシ　他（タ）とは、どういうものですか？

アキラ　他とは、思いのままに、動かないもの。
　　　　もし、我に依らずに、周りに頼るならば、
　　　　初めは動きやすく、後から動きにくくなる。
　　　　責を他に帰するほど、我は小さく難しくなる。

マサシ　難（ナン）は、どういうことですか？

アキラ　難とは、思いのままに、動かないこと。
　　　　困難でも、他に頼らずに、我に依るなら、
　　　　最初は、我がままにならず、厳しく感じて、
　　　　最終的に、思いのままになり、優しく観じる。

マサシ　易（イ）とは、どういうことですか？

アキラ　易とは、思いのままに、動かせること。
　　　　容易でも、我に依らずに、他に頼るなら、
　　　　最初は、思いのままになり、易しく感じて、
　　　　最終的に、我がままにならず、険しく観じる。

カガミ　神示を説く人が、次々に現れていますが、
　　　　表に出てはいけない、理由があるのですか？

マコト　ここは、弥勒菩薩が誕生する地であり、
　　　　弥勒の世の、良き型となる、神の社です。
　　　　ですから、誰かを崇めて、頼ろうとしたり、
　　　　我こそ、特別であると、表に出たりしません。

　　　　とはいえ、依然として、魚座の時代に、
　　　　囚われている人々が、多いのも事実です。
　　　　縋り付きたい人や、這い上がりたい人など、
　　　　あらゆる階梯が、炙り出されている次第です。

　　　　表に出たければ、顔が出ることになり、
　　　　他に甘えたければ、他に頼ることになる。
　　　　少しでも欲が有れば、限界まで膨れ上がり、
　　　　行動せざる得ないよう、神に導かれています。

　　　　あくまで、本人は、それを善くである、
　　　　つまり、善であると、思い込んでいます。
　　　　我が最善のものも、必ず良くは飽くとなる。
　　　　これを人類が体験する、これが神の意図です。