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物語編

第二章 第二一話 概念編

第二章    陰陽五行
第二一回 相生 の裏に 相克

 

相生は、五角形を描く、隣り合う縁のこと
相克とは、五芒星を描く、向い合う縁のこと
相生は、補完する縁であり、補い合う縁である
相克とは、矛盾する縁であり、克し合う縁である

 

木生火、火生土、土生金、金生水、水生木
木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み
金は水を生んで、水は木を生み、木は火を生む
五つの頂点の、隣り同士を繋ぐと、五角形となる

 

木剋土、土剋水、水剋火、火剋金、金剋木
木は土を剋し、土は水を剋し、水は火を剋し
火は金を剋して、金は木を剋し、木は土を剋す
五つの元素の、向い同士を繋ぐと、五芒星となる

 

陰陽五行は、陰陽の流れを、示す型のこと
局所的に、合理を求めて、相生の関係となり
大局的には、矛盾を抱えて、相克の関係となる
合理が究められるときに、矛盾に極められていく

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