物語編
第二章 第二五話 概念編
第二章 十牛図
第二五回 天上 の裏に 天下
天上は、陰陽を越えて、一元に臨むところ
天下とは、陰陽が現れて、二元を望むところ
天上の人は、一元に還って、一元を修めるもの
天下の人とは、二元に帰って、二元を治めるもの
第一尋牛は、一元の地を、尋ね始めること
第二見跡とは、一元の跡が、見え始めること
第三見牛と、第四得牛は、一元性を修めること
第五牧牛とは、一元の地を、良く飼い馴らすこと
騎牛帰家は、一元を連れ、二元に帰ること
忘牛存人とは、二元に戻り、一元を忘ること
人牛倶忘と、返本還源は、共に忘れ共に覚える
入店垂手とは、我が悟りが、他の人に伝わること
十牛図とは、一元の境地を、牛に擬らえて
一元を修めて、二元を治める、道を示すもの
天上の段は、二元を離れて、一元を修めていき
天下の階では、一元を携えて、二元を治めていく