物語編
第二章 第四四話 概念編
第二章 仙道内丹
第四四回 小周 の裏に 大周
小周は、小さく気が周る、気の流れのこと
大周とは、大きく気が周る、気の流れのこと
小周は、我の中で閉じる、因と果の実感であり
大周とは、世の中に開いた、因と果の実感である
下丹田は、欲を大にして、得を大きくする
練精化気は、下丹田により、精を気に変える
欲に耽けると、精が漏らされ、気が小さくなり
欲に溺れないと、精が満たされ、気が大きくなる
中丹田は、得を大にして、徳を大きくする
練気化神は、中丹田により、気を神に変える
気に掛けると、器が広がらず、心が小さくなり
気に懸けないと、器が拡がって、心が大きくなる
上丹田は、徳を大にして、道を大きくする
練神還虚は、上丹田により、神を道に変える
心を閉ざすと、道が開かれず、道が小さくなり
心を鎖さないと、道が拓かれて、道が大きくなる