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物語編

第二章 第五四話 概念編

第二章    明鏡止水
第五四回 修学 の裏に 修道

 

修学は、積み重ねて、学を修める段のこと
修道とは、打ち壊して、道を修める階のこと
修学の段は、修め続けて、日に日に益していき
修道の階とは、捨て続けて、日に日に損していく

 

修学とは、好きなものを、突き詰めること
嫌いならば、苦しく感じて、積み重ねられず
好きなものは、楽しく観じて、受け容れられる
修めないと、捨てられない、先ずは、学を修める

 

修道とは、嫌いなものを、受け容れること
好きならば、飽きを感じて、積み重ねられず
嫌いなものは、空きを観じて、突き詰められる
捨てないと、修められない、後から、道を修める

 

明鏡止水は、曇りのない、澄んだ心のこと
好き嫌いがあると、心に濁りが生じてしまう
修学の段は、好きな物を望み、飽くまで修めて
修道の階では、嫌いな者に臨み、空くまで修める

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