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物語編

第三章 第二話 概念編

第三章  慚愧懺悔
第二回 慚 の裏に 愧

 

慚は、心を以って、我が過ちを悔いること
愧とは、身を持って、我が過ちを改めること
慚は、我が内に対して、罪を明らかにすること
愧とは、我が外に対して、罪を晃らかにすること

 

畢竟、愧のない慚は、唯の後悔に過ぎない
たとえ、悔いても、改めることが無いならば
其が罪と、解からず、同じ過ちを侵してしまう
つまり、詰みとは、摘まないことが、詰みである

 

必竟、慚のない愧は、只の妄動に過ぎない
たとえ、改めても、悔いることが無いならば
何が罪か、解からず、同じ過ちを犯してしまう
つまり、詰みとは、詰まないことが、詰みである

 

慚愧とは、悔いて改める、懺悔の心のこと
つまり、心から悔いてから、身を改めること
慚の段は、詰みたくなるまで、積んでいくこと
愧の階とは、摘みたくなるまで、詰んでいくこと

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