物語編
第三章 第四話 概念編
第三章 唯識論
第四回 行 の裏に 識
行は、時間を重ねて、意識を造り出すこと
識とは、空間を分けて、意味を作り出すこと
行は、空間が解されると、時間が介されること
識とは、時間が介されると、空間が解されること
時間は、行の作用であり、積み重ねるもの
行は、時間を積み重ね、意識が造り出されて
意識は、空間を選り分け、意味が作り出される
即ち、意識は、時間の果であり、空間の因となる
空間は、識の作用であり、選り分けるもの
識は、空間を選り分け、意味が作り出されて
意味は、時間を積み重ね、意識が造り出される
即ち、意味は、空間の果であり、時間の因となる
唯識論とは、すべては、心の現われであり
時間の意識を介して、空間の意味を解すこと
時間のない空間は、唯の虚であり、意識がなく
空間のない時間では、只の無であり、意味がない