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物語編

第三章 第六話 概念編

第三章    十二処
第六回 六根 の裏に 六境

 

六根は、意識を介する、内に在る処のこと
六境とは、意味を解する、外に有る処のこと
六根は、眼根、耳根、鼻根、舌根、身根、意根
六境とは、色境、声境、香境、味境、触境、法境

 

根とは、積み重ねて、内に感じる段のこと
機根とは、外に現れず、内に重ねる階であり
外から、見ていても、何も変らない様に見える
内と外が、隔していて、望んだものに臨んでない

 

力とは、移り変わり、外に観じる段のこと
境地とは、内に隠れず、外に現れる階であり
外から、見ていても、移り変わった様に見える
内と外が、等しくなり、望んだものに臨んでいる

 

十二処は、十二の認識が生まれる処のこと
六境が生まれていると、六根が埋まれている
今、望んでいる物にせよ、望んでない物にせよ
現在、臨んでいる物は、自らが望んだものである

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