マサシ　十二縁起（ジュウニエンギ）とは？

アキラ　十二縁起は、釈迦が説いた教えであり、
　　　　苦悩に関する、十二の因縁の段階のこと。
　　　　順観は、無明から老死へ、辿って観ること。
　　　　逆観とは、老死から無明へ、遡って観ること。

　　　　第１段階は、無明（アビドヤー）の段であり、
　　　　第２段階は、行（サンスカーラ）の段であり、
　　　　第３段階は、識（ヴィニャーナ）の段であり、
　　　　第４段階は、名色（ナーマ・ルーパ）であり、
　　　　第５段階は、六処（アーヤタナ）の段であり、
　　　　第６段階は、触（パッサ）　　のことであり、
　　　　第７段階は、受（ヴェダナー）のことであり、
　　　　第８段階は、愛（タンハー）　のことであり、
　　　　第９段階は、取（ウパダーナ）のことであり、
　　　　第10段階は、有（ブハーヴァ）のことであり、
　　　　第11段階は、生（ジャーティ）のことであり、
　　　　第12段階は、老死（ジャラーマラナ）である。

マサシ　順観（ジュンカン）は、どういうものですか？

アキラ　順観は、結果に辿り、因縁を観ること。
　　　　すなわち、無明を捉え、老死を見ること。
　　　　順観の流転門は、原因が有り、結果が有る。
　　　　順観の還滅門では、原因が無く、結果が無い。

マサシ　逆観（ギャクカン）は、どういうものですか？

アキラ　逆観は、原因に遡り、因縁を観ること。
　　　　すなわち、老死を捉え、無明を見ること。
　　　　逆観の流転門は、結果が有り、原因が有る。
　　　　逆観の還滅門では、結果が無く、原因が無い。