物語編
第三章 第二六話 概念編
第三章 四正断
第二六回 勧善 の裏に 懲悪
勧善は、善を勧めて、善の業を重ねること
懲悪とは、悪を懲らし、悪の業を落とすこと
勧善は、苦しみを歓んで、善の業を増していき
懲悪では、苦しみを忍んで、悪の業を減じていく
生れている善は、今から摘まないようにし
埋まれている善は、是から積めるようにする
我が解す、楽を望まないと、生れた善を摘まず
他を介して、苦に臨むならば、埋れる善を積める
埋れている悪は、今から積まないようにし
生まれている悪は、是から摘めるようにする
他を介し、楽を望まないと、埋れる悪を積まず
我が解する、苦に臨むならば、生れた悪を摘める
断断は、積んでいる、悪を摘んでいくこと
随護断は、積んでいる、善を積んでいくこと
修断は、今は積んでない、悪を摘んでいくこと
律儀断は、今は積んでない、善を積んでいくこと