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物語編

第三章 第二八話 概念編

第三章    諸行無常
第二八回 善行 の裏に 悪行

 

正法は、聖なる法が、世に広がる時のこと
末法とは、邪なる法が、世に拡がる刻のこと
正法は、善が多くて、悪が少ない、時代であり
末法とは、悪が多くて、善が少ない、時代である

 

善行とは、善を勧めて、悪を断つ行のこと
正法の世に、善行を説けば、自ずと広まるが
治世を楽しみ、慢を培わせて、悪を植え付ける
即ち、善行とは、裏で世を乱す、悪行と違わない

 

悪行とは、悪を進めて、善を絶つ行のこと
末法の世に、悪行を説けば、自ずと拡がるが
乱世を苦しみ、信を培わせて、善を植え付ける
即ち、悪行とは、裏で世を治す、善行と違わない

 

諸行無常とは、原因を司る、三宝印のこと
諸々の行は、実体がないため、留め切れない
善行は、正法に勧められて、末法に進められて
悪行では、末法に勧められて、正法に進められる

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