物語編
第三章 第三三話 概念編
第三章 自利利他
第三三回 利己 の裏に 利他
利己は、他を律しながら、己を利すること
利他とは、己を律しながら、他を利すること
利己は、利を持ってして、自らを利そうとして
利他では、理を以ってして、自らを利そうとする
自らのため、他を律すると、悪業を積んで
自らのために、己を利すると、善業が落ちる
利己とは、悪しき業が増え、善き業が減ること
次第に、苦しくなるため、自らのためにならない
自らのため、他を利すると、善業を積んで
自らのために、己を律すると、悪業が落ちる
利他とは、悪しき業が減り、善き業が増すこと
最終的には、楽しくなるため、自らのためになる
自利利他は、利他こそ、自利に他ならない
利己が究められると、利他に極められること
利己の段は、楽しんでいると、苦しんでしまい
利他の階では、苦しんでいると、楽しんでしまう