物語編
第三章 第四十話 概念編
第三章 識無辺処
第四十回 相対 の裏に 絶対
相対は、世界を捉えて、陰陽と捕えること
絶対とは、世界を捕えて、太源と捉えること
相対は、陰が現われるから、陽が表われること
絶対とは、陰が表れなくても、陽が現われること
相対説は、すべてが対であり、相対である
絶対なき相対は、条件を知らないに過ぎない
一切が相対である、という、唯一の絶対がある
相対説は、この前半を説いて、真理を解いている
絶対説は、すべてが神であり、絶対である
相対なき絶対は、因果を知らないに過ぎない
一切が相対である、という、唯一の絶対がある
絶対説は、この後半を解いて、真理を説いている
識無辺処とは、相対か、あるいは、絶対か
この二元の概念を越えている、無色界のこと
一切が相対である、という、唯一の絶対がある
この説の、前半が相対であり、後半が絶対である