物語編
第三章 第四三話 概念編
第三章 大般涅槃
第四三回 転生 の裏に 解脱
転生は、一元を離れ、二元で生死すること
解脱とは、二元を越え、一元で静止すること
転生は、陰陽を繰り返し、二元を明らめること
解脱とは、陰陽を乗り越え、二元を諦らめること
無色界は、小乗を修めた、終極の地であり
欲界と色界、両者を超えた、一元の境のこと
無色界は、我が条件に限った、寂静の地であり
涅槃に留り、他の干渉を受けて、輪廻に戻される
般涅槃は、大乗を修めた、究極の地であり
輪廻と涅槃、両者を越えた、一元の境のこと
般涅槃は、他の条件を含めた、寂静の地であり
輪廻を巡り、他の干渉を受けず、涅槃に安らえる
大般涅槃は、欲界と色界の、二元を超えて
それから、輪廻と涅槃の、二元を越えること
小乗の階は、輪廻に捕われない、涅槃に達して
大乗の段では、涅槃に囚われない、涅槃に達する