物語編
第三章 第四四話 概念編
第三章 一念発起
第四四回 執念 の裏に 断念
執念は、欲に従がって、念が切れないこと
断念とは、欲に逆らって、念が断たれること
執念は、矛盾が隠れるため、集中が続いていき
断念では、矛盾が現れるため、集中が切れていく
専念は、念を散さないで、念を集めること
Aを念じ、非Aを離れると、矛盾が埋まれて
良くを望み、飽くに臨まずに、集中し易くなる
集中するほど、あらゆる望みは、臨みやすくなる
余念は、念を集めないで、念を散らすこと
Aを念じ、非Aも念じると、矛盾が生まれて
良くも望み、飽くも望むため、集中し難くなる
分散するほど、いかなる望みも、臨みにくくなる
一念発起とは、念を絞って、奮い起すこと
先ず、矛盾を隠しながら、集中を続けていき
続いて、矛盾が現れるため、集中が切れていく
最終的に、矛盾を越えるため、集中が甦ってくる