物語編
第三章 第四六話 概念編
第三章 信心決定
第四六回 信念 の裏に 疑念
信念は、念に従って、表を信じていること
疑念とは、念に順って、裏を疑っていること
信念にせよ、疑念にせよ、我が念に他ならない
我を信じると、信念も強くなり、疑念も強くなる
疑心は、我に塗れた、疑念の有る心のこと
信じたいものを信じて、疑いたいものを疑う
どちらにせよ、信じているものは、自我である
終極的に、疑心に誘われて、自我を疑いたくなる
信心は、我を越えた、疑念の無い心のこと
信じたものを疑い、疑っていたものを信じる
どちらにせよ、疑っているものは、自我である
究極的に、信心に導かれて、真我を信じたくなる
信心決定とは、信を磨いて、諦めないこと
先ず、自我を信じながら、信念が表れてきて
続いて、自我が疲れながら、疑念が現れてきて
最終的に、自我を越えながら、信心が洗れてくる