物語編
第三章 第五四話 概念編
第三章 因果応報
第五四回 応報 の裏に 朗報
応報は、業に依って、我に報いが返ること
朗報とは、法に拠って、我に報せが届くこと
応報は、我に塗れるため、業の報いが返されて
朗報では、我を越えるため、法の報せが還される
応報は、他を責めるとき、我も攻められる
自ずと報いたことは、後から酬いられてきて
自ずから酬いたことは、他から報いられてくる
他を苛む際に、徳を切り崩して、業が積み重なる
朗報は、他を認めるとき、我も容れられる
自ずと認めることは、後から容れられてきて
自ずから容れることは、他から認められてくる
他を許す際に、業を乗り越えて、徳が積み重なる
因果応報は、すべては自業自得であること
それすら、実体が無いため、因果応報である
他を責める為に使うと、自業自得は応報となり
他を認める為に遣うとき、自業自得は朗報となる