物語編
第三章 第五六話 概念編
第三章 回向発願
第五六回 布施 の裏に 持戒
布施は、我が持する物を、他に与えること
持戒とは、他に与える物を、我が持すること
持していても、囚われるならば、与えられない
囚われなくても、持してなければ、与えられない
財施とは、欲界で施す、物質の布施のこと
捕われると、欲界の財は、罪へと移り変わり
囚われないと、欲界の財は、才へと遷り換わる
財を施して、支える罪をして、使える才に変える
無畏施は、色界で施す、波動の布施のこと
捕われると、色界の器は、飽きに移り変わり
囚われないと、色界の器は、空きに遷り換わる
心を施して、飽いた得をして、空いた徳に変える
法施とは、無色で施す、法則の布施のこと
捕われると、無色の法は、業へと移り変わり
囚われないと、無色の法は、空へと遷り換わる
法を施して、繋がる業をして、広がる空に変える