第四章 第十七話 問答編
マサシ 自力(ジリキ)とは、どういうものですか?
アキラ 自力は、自我の力で、真我に至ること。
すなわち、仏に頼らずに、仏に至ること。
たとえ、我を信じても、仏を信じないなら、
我を越え、仏に至るとき、我を捨てられない。
マサシ 他力(タリキ)とは、どういうものですか?
アキラ 他力は、真我の力で、真我に至ること。
すなわち、我に依らずに、仏に至ること。
たとえ、仏を信じても、我を信じないなら、
裏切られ、仏に躓くとき、我に返ってしまう。
シナノ 大峠が始まって、苦しい日々が続きますが、
政治家や宇宙人に、救いを求めてしまいます。
マコト 大峠を越えた出口は、弥勒の世ですが、
そこには、弥勒菩薩しか、存在しません。
つまり、大峠は、人類を菩薩に鍛え上げる、
有史以来、類を見ない、稀な機会と言えます。
にもかかわらず、外に頼って逃げれば、
救われるどころか、振り出しに戻ります。
世が代り、我が救われるでは、魚座に戻り、
自ら変わり、世が変われば、水瓶に進みます。
ですから、外に救いを求められません。
たとえ、外に頼って、逃げようとしても、
遅かれ早かれ、大峠まで戻って来ています。
この機会に、唯一の出口に辿り着いて下さい。
シナノ 弥勒菩薩になることが、唯一の出口なら、
現在、人類を助けている、善意の宇宙人は、
善意で、解脱を邪魔していると言えませんか?
マコト その通りです、これが堕天の仕組です。
善意から、天使は、悟りの邪魔をします。
欲界の頂に近いほど、善業を積むつもりで、
大悪業を犯してしまい、地獄に堕とされます。
イナ いつになれば、弥勒の世が、訪れるのですか?
マコト 何年を存らえれば、時代が変わるのか。
天人が助けにくれば、次元が上がるのか。
この様に、弥勒の世を、外に望んでいると、
彼方は、いつまでも、菩薩の界に臨めません。
内なる神が、人類に望んでいることは、
大峠を通して、人類が成長することです。
見つめるだけの、内なる神に痺れを切らし、
天人に甘える限り、天魔に裏切られ続けます。