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物語編

第四章 第二一話 概念編

第四章    悲無量心
第二一回 慚愧 の裏に 憐憫

 

愚痴は、迷える思い、欲界に至る心のこと
悲哀とは、哀しむ想い、色界に到る心のこと
愚痴は、甘えようとする、流される思いであり
悲哀とは、改めようとする、悲しみの想いである

 

慚愧とは、心から悲しむ、悲哀の型のこと
憐憫なき慚愧では、単なる罪悪感に過ぎない
憐憫の心が無いなら、慚愧の心は冷めてしまう
周りまで憐れむ想いが、自らを哀れむ思いとなる

 

憐憫とは、他まで哀しむ、悲哀の形のこと
慚愧なき憐憫では、単なる同情心に過ぎない
慚愧の心が無いなら、憐憫の心は褪めてしまう
自ずから哀れむ思いが、他まで憐れむ想いになる

 

二禅天とは、悲哀を司る、悲無量心の色界
悲しむと開かれて、哀しまないと閉ざされる
愚痴の段は、慚愧を認めない、憐憫を認めない
悲哀の階では、憐憫を見とめる、慚愧を見とめる

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