物語編
第四章 第二四話 概念編
第四章 阿羅漢
第二四回 衆生 の裏に 羅漢
宿命は、業に塗れて、地の命を受けること
天命とは、業を越えて、天の命を享けること
宿命は、前の生を受けて、前の命を果たすこと
天命とは、地に生を享けて、天の命を果たすこと
衆生は、宿命に酔って、善を望む者のこと
生の終り、命が尽きると、転生を迎えられて
生の終りに、命を遂げると、解脱に向えられる
衆生とは、人生の終りに、転生か解脱か選ぶもの
羅漢は、天命に拠って、徳に臨む者のこと
生の半ば、命を果たすと、解脱を迎えられて
生の半ばに、命を受けると、済度に向えられる
羅漢とは、人生の半ばで、解脱か済度か択ぶもの
阿羅漢は、生が尽きる前に、命を果たす者
小乗を終えて、大乗を始める、良き型となる
小乗の段は、衆生に生まれ、解脱を迎えること
大乗の階とは、菩薩に変わり、済度を向えること