clear
clear
物語編

第四章 第二八話 概念編

第四章     畜生道
第二八回 自慰 の裏に 自傷

 

暗愚は、忘れる思い、畜生に至る心のこと
賢明とは、覚える想い、畜生を去る心のこと
暗愚は、秘めようとする、仄かなる思いであり
賢明とは、明かそうとする、晃かなる想いである

 

自慰とは、自ら慰める、暗愚の味著のこと
例えば、苦から逃げると、苦が被われるため
先ず、苦しみが消えて、自らを癒すことになる
暗愚の味著を思い知ると、暗愚に捕われてしまう

 

自傷とは、自ら傷める、暗愚の過患のこと
続いて、苦から逃げると、苦に覆われるため
後に、苦しみが現れて、自らが病むことになる
暗愚の過患を想い知ると、暗愚に囚われなくなる

 

畜生道は、愚痴を司る、畜生の世界であり
自慰が究められると、自傷に極められること
暗愚に捕われると、畜生の世界まで堕ちていき
暗愚に囚われないと、畜生の世界から昇っていく

コメントを残す

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。