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物語編

第四章 第三一話 概念編

第四章     修羅道
第三一回 勝利 の裏に 敗北

 

覇気は、負かす思い、修羅に至る心のこと
合気とは、任かす想い、修羅を去る心のこと
覇気は、敗けまいとする、支配する思いであり
合気とは、挫くまいとする、統御する想いである

 

勝利とは、上を究める、闘争の味著のこと
例えば、他を踏み付けて、我を持ち上げると
先ず、敗者が積み重ねられ、頂まで昇り詰める
闘争の味著を思い知ると、闘争に捕われてしまう

 

敗北とは、下を極める、闘争の過患のこと
続いて、他を打ち倒して、我を祭り上げると
後に、敗者に逃げ出されて、麓まで崩れ落ちる
闘争の過患を想い知ると、闘争に囚われなくなる

 

修羅道は、闘争を司る、修羅の世界であり
勝利が究められると、敗北に極められること
闘争に捕われると、修羅の世界まで堕ちていき
闘争に囚われないと、修羅の世界から昇っていく

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