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物語編

第四章 第三四話 概念編

第四章    三身円満
第三四回 三身 の裏に 三界

 

三身は、三つの体で、小さな容れ者のこと
三界とは、三つの器で、大きな容れ物のこと
三身は、主体を司る、法身と報身と応身であり
三界とは、客体を司る、法界と色界と欲界である

 

法身は、意を持って、空を修める体であり
法界とは、光を以って、法を現わす界である
覚醒を選ぶ者は、法界の法身に、生まれ変わり
空性を修めながら、概念の世界を、直観的に悟る

 

報身は、口を持って、徳を修める体であり
色界とは、音を以って、色を現わす界である
理解を選ぶ者は、色界の報身に、生まれ変わり
功徳を修めながら、映像の世界を、論理的に解す

 

応身は、身を持って、欲を修める体であり
欲界とは、熱を以って、物を現わす界である
実感を選ぶ者は、欲界の応身に、生まれ変わり
善悪を修めながら、物質の世界を、体験的に知る

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