物語編
第四章 第三六話 概念編
第四章 秘密仏
第三六回 三毒 の裏に 三薬
三毒は、欲を持って、業が毒に変わること
三薬とは、欲を以って、業が薬に換わること
三毒は、法を業に変える、欲の使われ方であり
三薬とは、業を法に換える、欲の遣われ方である
秘密仏の中央の顔は、貪瞋痴の貪を表わし
中央管の青い気であり、貪りの使い方を示す
業に捕われる貪りは、業を積み重ねる毒になり
法を捉えている貪りは、法を修め続ける薬となる
秘密仏の右側の顔は、貪瞋痴の瞋を表わし
右の管の赤い気であり、怒りの使い方を示す
法に仕かけた怒りは、業を積み重ねる毒になり
業に向けられた怒りは、法を修め続ける薬となる
秘密仏の左側の顔は、貪瞋痴の痴を表わし
左の管の白い気であり、迷いの使い方を示す
法を選べない迷いは、業を積み重ねる毒になり
業が択ばれない迷いは、法を修め続ける薬になる