物語編
第四章 第四四話 概念編
第四章 秘密乗
第四四回 妙法 の裏に 秘法
妙法は、地の人に対し、地で説く法のこと
秘法とは、天の人に対し、天で解く法のこと
地の人々は、上を望むため、欲に溺れてしまい
天界の神々は、下に臨むため、慢に嵌ってしまう
波羅蜜は、人が修める、人に説く法のこと
地に於いて、欲を抑える、人々が増えるとき
天に於いては、慢に溺れる、神々が殖えている
地が正法を迎えていると、天は末法を向えている
金剛乗は、人を治める、神に解く法のこと
天に於いて、慢を抑える、神々が増えるとき
地に於いては、欲に溺れる、人々が殖えている
天が正法を向えていると、地は末法を迎えている
秘密乗は、人に秘して、神に解く法のこと
地の教えと、全く異なり、天に隠されている
波羅蜜は、人の法を修めて、心を強くしていき
金剛乗では、人の世を治めて、心を鬼にしていく