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物語編

第四章 第六十話 問答編

マサシ 梵天勧請(ボンテンカンジョウ)とは?

 

アキラ 梵天勧請は、仏陀が悟りを開いたとき、
    世間の法と真理の法が、真逆であるため、
    誰も悟れまいと、法を説くことを躊躇った。
    そこに、梵天が現れ、法を説くことを勧めた。

 

    

 

マサシ 梵天(ボンテン)は、どういうものですか?

 

アキラ 梵天は、欲の仕組みを、創造するもの。
    梵語では、ブラフマーと、呼ばれるもの。
    梵天は、欲望の世界を、提供する役であり、
    ある意味、彼が居ないと、良くが始まらない。

 

    

 

マサシ 天魔(テンマ)とは、どういうものですか?

 

アキラ 天魔は、欲の仕掛けを、想像するもの。
    梵語では、マーラと、呼ばれているもの。
    天魔は、欲界の出離を、邪魔する役であり、
    ある意味、彼が居ないと、良くが深まらない。

 

    

 

マサシ 仏陀(ブッダ)とは、どういうものですか?

 

アキラ 仏陀は、欲の仕組みを、超越するもの。
    梵語では、ブッダと、呼ばれているもの。
    仏陀は、欲界の出離を、支援する役であり、
    ある意味、彼が居ないと、良くが収まらない。

 


 

ヒタ  真理を読んでも、変化を感じられません。

 

マコト 現在、顕著な進化を、遂げている人は、
    真理が、類い稀にして、何よりも貴いと、
    無意識に、刻み込まれて、思い知るが故に、
    優先順位を、上位に於いて、日夜修めてます。

 

    ですから、あなたも、法縁が有るなら、
    或いは、これから、神縁を培いたいなら、
    心から求めて下さい、神から与えられます。
    ここは、神前です、冷やかしには冷たいです。

 

ヒタ  実際、私には、神縁が有るのでしょうか?

 

マコト ここには、弥勒の世の、型と成り得る、
    因縁の御魂が、神に招かれて、訪れます。
    真理を修め、真理の御霊に、成るか否かは、
    あなたの、求道心次第で、見守るばかりです。

 


 

マニワ 真理を求めています、湧き上がる問は、
    尋ねるべきですか、尋ねないべきですか?

 

マコト 求道心から、湧き上がる、問いならば、
    こちらに、尋ねて頂いても、構いません。
    真剣に、応えていくほど、求道者が集まり、
    この社に、弥勒菩薩が、生れて来るからです。

 

    好奇心から、涌き上がる、問いならば、
    こちらに、尋ねて頂いても、応えません。
    興味に、応えてしまうと、商売人が集まり、
    この社に、鳥居前町が、産れて来るからです。

 

マニワ どこからが、求道心かが、解かりません。

 

マコト この社に、既に納めた、真理の教えを、
    読んだ上で、湧く問いは、真剣な問です。
    与えられたら、残さないで、有り難く頂く。
    この作法を、常に試されます、ご注意下さい。

 


 

カトウ 積極的に、真理を広めないのは、何故ですか?

 

マコト 天の人も含めて、この欲界に住む魂は、
    漏れなく、絶対善を崇める、狂信者です。
    その中に在って、絶対神を汚そうものなら、
    磔に処されるのは、火を見るより明らかです。

 

    或いは、この欲界は、裏が現われない、
    コインを、信じ抜いて、投げ続けている、
    狂科学者が、寄り集まった、探求の場です。
    確率は半々と、言い触らせば、追及されます。

 

    裏を返せば、無邪気に、説ける教えは、
    そもそも、悟っていない、狂った教えか、
    世に合せて、甘んじている、緩い教えです。
    これでは、慰めはしても、悟らせはしません。

 

    ここでは、妥協せず、真理を解きます。
    多くの人に、必要の無い、教えですから、
    限られた、必要な人だけが、学ぶべきです。
    その代わり、その効果は、常軌を逸してます。

 


 

トバ  導師が居ないのに、真我を悟れるのですか?

 

マコト 日々、真剣に、真理を修めている人は、
    先達が、歩んでいる道を、歩んでいます。
    外の者に頼れず、内なる神に拠るしかない、
    独り静かに、弥勒の世に進む、厳しい道です。

 

    内なる神は、何も説いてくれませんが、

    ここには、神の見え方が解かれています。
    真剣に、真理を修めれば、神意が明かされ、
    無言でも、応えられる、内なる神の仕組です。

 

トバ  実際に、進化している人が、居るのですか?

 

マコト 今までの自分とは、全く異なる自分に、
    進化を果たした、人々が存在しています。
    神を選ばずに、他を択ぶなら、不可能です。
    裏を返せば、最優先ならば、誰でも可能です。

 


 

ナリタ どうして、ここまで、変化するのですか?

 

マコト この神社は、魔を越えた、神域であり、
    この地に、納められる、あらゆるものは、
    表れる物も、現れる者も、本物ばかりです。
    招かれて、学んでいる、その時点で本物です。

 

    正神に、魔を入れず、直々に導かれて、
    その果に、間が入れる、訳が有りません。
    自らが、逃げ出して、魔を入れなかったら、
    自ずから、間を越える、悟りを成し遂げます。

 

ナリタ どうして、ここまで、解き切れたのですか?

 

マコト 既に、大峠に入り、間が要らなくなり、
    全てを、解き明かす、時が来たからです。
    もう、その時節を待つ、必要は有りません。
    ここに、早く訪れた人は、準備したからです。

 


 

カズサ 真理を読めば、必ず、悟ることが出来ますか?

 

マコト 日々、弛む事なく、真理を修めた結果、
    Aの中に非Aを見て、煩悩が薄れていき、
    軌跡の中に奇跡を感じ、真我を観じている。
    そんな境地に至った方が、幾人か現れました。

 

    これより彼らは、この悟りを礎にして、
    神に愛されながら、空を広げていきます。
    何を神に授かっても、有り難く頂けるのか。
    徹底的に神に試されて、菩薩の種子を得ます。

 

    一方、途中で去る方も、多く居ました。
    たとえ、悟りに至っても、善い事はない。
    神に、選ばれないどころか、試されるだけ。
    これは、望んだ物ではないと、立ち去ります。

 

    従って、あなたが、悟りを望むならば、
    必ず、あなたは、悟ることが出来ますが、
    それが、あなたが、望むものか分りません。
    徹底的に、試されて、臨まないと解りません。

 


 

タンゴ どうして、積極的に、導かないのですか?

 

マコト ここに、納められた、真理の教えは、
    隠された、神に縁って、解かれたもの。
    その価値が、解る者だけ、修めれば良い。
    その者は、神が直々に、神に生れ変らせる。

 

    この役を負うのが、この神社であり、
    この神域に於いては、如何なるものも、
    あなたと神の間に、入り込めはしません。
    如何なる権威も、如何なる導師も然りです。

 

    この狭き門に、辿り着いたばかりか、
    真正を見とめて、潜り抜けようとする。
    そんな稀有な魂は、神縁中の真縁であり、
    求道心に応じて、隠れた神に臨んでいます。

 

    暗唱する勢いで、真理を学んだ型は、
    暗号の存在を認め、芽が開かれました。
    神以外は存在しない、彼の本気に応えて、
    この世に居ながら、浄土を見せられました。

 


 

タンバ どうして、救世主さえ、要らないのですか?

 

マコト 欲の天界には、須弥山が在りますが、
    その麓では、救いの教えを説いていて、
    その頂上では、悟りの訓えを解いてます。
    段階が違うため、両者は似て非なる物です。

 

    救いの教えは、地の人を改心させて、
    欲天に誘うため、勧善懲悪を説きます。
    山の麓は道が広く、並んでも歩けるため、
    救世主に尋ねながら、頂に向っていきます。

 

    悟りの訓えは、天の人を回心させて、
    色天に導くため、善悪不二を解きます。
    山の頂は道が狭く、並んで歩けないため、
    何者にも訊ねられず、神に向かうだけです。

 

    この神の社は、須弥山の十合目です。
    この期に及んで、主の思い出に浸って、
    神に臨むことなく、主を望もうものなら、
    第六天魔として、怒髪天の主が現われます。

 


 

カウチ どうして、占星術さえ、要らないのですか?

 

マコト 欲の天界には、須弥山が在りますが、
    その麓では、天上の巡りを捕えていて、
    その頂上では、地上の廻りを捉えてます。
    段階が違うため、主客が引っ繰り返ります。

 

    麓の人々には、星の動きを見ながら、
    どうすれば、救われるのか説かれます。
    この日は危い、生き難いと誰もが見ると、
    すでに形となり、他の人まで難を免れます。

 

    頂の天人には、人の働きを見ながら、
    どうすれば、悟れるのかが解かれます。
    どの日も危い、在り難いと誰かが悟ると、
    それが型となり、天の人まで難を解きます。

 

    この神の社は、須弥山の十合目です。
    この期に及んで、天の仄かしを喜んで、
    神に臨むことなく、星を望もうものなら、
    神の導きでなく、天使の囁きに誘われます。

 


 

キイ  どうして、霊能者は、必要ないのですか?

 

マコト タロット、天使の数字、狐狗狸など。
    幽界と神界を違える、交霊術の類いは、
    次の時代に向けて、機能しなくなります。
    神の裁きにより、幽界が完全に消滅します。

 

    霊的治療、霊的相談者、口寄せなど。
    幽界と人界を交える、霊能者の類いは、
    弥勒の世に向けて、存在しなくなります。
    当事者ばかりか、信じる者も追放されます。

 

    神は、長い間、改心を待ちましたが、
    この期に及んで、人類は改心に至らず、
    幽霊の囁きを、神の示唆と有り難がって、
    外なる神を望み、内なる神に臨んでません。

 

    もう、地球が、限界を迎えています。
    誰を残すべきか、誰が除かれるべきか。
    太陽と太陰に、全ての人が覗かれてます。
    低級霊の教えに、浮気する人は除かれます。

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