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物語編

第五章 第六話 概念編

第五章   神の契約
第六回 預言 の裏に 予言

 

預言は、神の意を以って、預かる言のこと
予言とは、我が意を持って、与える言のこと
預言は、神の意を預って、人に伝えておくこと
予言とは、我が意を伝えて、予め広めておくこと

 

畢竟、予言なき預言は、妄言に他ならない
たとえ、言を預かろうと、人が叶えなければ
その言は、神の業を解して、人の業を介さない
それ故、言霊が降されず、決して現実を迎えない

 

必竟、預言なき予言は、戯言に他ならない
たとえ、予め告げようと、神に適わなければ
その言は、人の命を介して、神の命を解さない
それ故、天命が下されず、断じて実現に向わない

 

神の契約は、言が生まれて、霊が産まれる
預言が究められると、予言に極められること
預言の段は、洗礼者が、天命として租借をして
予言の階では、救世主が、使命として咀嚼をする

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