物語編
第五章 第十話 概念編
第五章 エデンの園
第十回 知恵 の裏に 生命
知恵は、善と悪を解して、知に変えること
生命とは、善と悪を介して、生に化すること
知恵の実は、生を突き詰める、欲の象徴であり
生命の実とは、命を受け容れる、徳の象徴である
天使とは、生命の実を司る、生命体のこと
たとえ、天で暮らしても、智に暗いままなら
いずれは、地に落されると、誰も認められない
神に捕われ、分別が無い、自己満足の生命である
人類とは、知恵の実を司る、生命体のこと
たとえ、良くを持とうと、我がために使えば
いずれは、飽くに変わると、必ず解かってくる
我に囚われ、分別が有る、自己責任の生命である
使徒とは、両方の実を司る、生命体のこと
たとえ、良くを持とうと、他のために遣えば
いずれは、解くに変わると、既に解かっている
我を捧げて、分別が有る、自己献身の生命である