第五章　　　　悔い改め
第十二回　後悔　の裏に　悔悟

後悔は、悔い改めず、過ちを認めないこと
悔悟とは、悔い革めて、過ちを見とめること
後悔は、生命を否定する、知恵の悪い面であり
悔悟とは、生命を肯定する、知恵の良い面である

後悔とは、知恵の実を、口にした証のこと
元より、知恵が無ければ、後悔さえも出来ず
逆に、知恵が有るから、後悔することが出来る
しかし、知恵の実の先に、生命の実を望んでない

悔悟とは、知恵の実を、血にした証のこと
元より、知恵に欠けると、悔悟などは出来ず
逆に、知恵が満ちると、悔悟することが出来る
つまり、知恵の実の先に、生命の実に臨んでいる

悔い改めとは、悔めるものは、改められる
後悔が究められると、悔悟に極められること
後悔の段は、知恵を腐らせて、生命に活かせず
悔悟の階では、知恵を実らせて、生命に活かせる