物語編
第五章 第十三話 概念編
第五章 楽園追放
第十三回 失楽 の裏に 復楽
執我は、我を覚えるほど、神を忘れること
忘我とは、我を忘れるほど、神を覚えること
執我は、知恵の実を食べ、善悪の業を知ること
忘我とは、生命の実を食べ、永遠の命を得ること
知恵の実は、善と悪を分ける、分別のこと
是非を知ると、善を突き詰めて、悪を避ける
知恵の実で、絶対の歓喜が、相対の苦楽になり
歓喜が消えて、エデンの園を、離れることになる
生命の実は、善と悪を合せる、功徳のこと
神聖を宿すと、善も受け容れて、悪も容れる
生命の実で、相対の苦楽が、絶対の歓喜になり
歓喜が現れて、エデンの園に、復することになる
楽園追放は、絶対の歓喜が、崩れ去ること
知恵の実を食べて、生命の実を食べないこと
失楽園は、知恵の実を食べ、歓喜を損なうこと
復楽園とは、生命の実を食べ、歓喜が蘇えること