第五章　　　　ＹＨＷＨ
第十六回　一神　の裏に　多神

一神は、多くの神が、一つに合わさること
多神とは、一つの神が、多くに分かれること
一神は、名が付いてない、一元の神が説かれて
多神では、名が着いている、二元の神が解かれる

畢竟、多神なき一神は、唯の多神教である
たとえ、一神を説いても、他を認めなければ
他により、相対に捕らわれ、二元に堕ちていく
多神を認め、受け容れてこそ、真の一神教となる

必竟、一神なき多神は、只の無神教である
たとえ、多神を解いても、神を認めなければ
自ずから、絶対を捉らえず、一元には還れない
一神を認め、突き詰めてこそ、実の多神教となる

ＹＨＷＨとは、母音がない、絶対神のこと
母音がないから、読めないし、分けられない
一神を認める、多神教こそ、真の一神教であり
多神を認めない、一神教では、只の多神教である